2012-05

Story Seller 新潮社ストーリーセラー編集部編 - 2012.05.10 Thu

~面白いお話、売ります。
   読み応えは長編並、読みやすさは短編並!~


夢の共演・・ドリームチームの結成!
人気作家7人が読み切り小説で共演!!

首折り男の周辺』 伊坂 幸太郎 著

疑う夫婦・・・安永純平・智子夫妻
間違われた男・・・小笠原稔
いじめられている少年・・・中島翔
首折り男・・・大藪
これぞ!伊坂作品!!首を折り殺人を続ける・大藪の周辺に交差する三つのお話
先物取引で騙され自宅を失った、安永夫婦
首折り男とそっくりな小心者、小笠原稔
幽霊を信じないと言ったばかりにいじめに遭う、中島翔
彼等が出会うとき奇跡が起きる!!
・・・「ごめん、幽霊っているのかも」・・・

プロトンの中の孤独』 近藤 史恵 著

赤城直輝は傷心の思いで日本に帰ってきた
彼は、プロの自転車ロードレーサーだ
現在は『チーム・オッジ』という結成して三年という若いチームに所属している
そんなチームに今年現れた無名の新人・石尾豪
実力はチームのエース・久米を追い越す勢いだ
しかし、豪はチームに馴染もうとしない
そして、エースの久米も彼を快く思ってはいない
傷を負って帰国してきた男と心開かない男、エースの座を奪われようとしている男の物語

ストーリー・セラー』 有川 浩 著

彼は彼女の最初の読者であり、最初ファンであった
そして、最後の読者であり、最後のファンでもあった
自分のことより互いのことを思いやるやさしい、やさしい夫婦の物語・・・

玉野五十鈴の誉れ』 米澤 穂信 著

「純香。お前の母がこのまま男子を産まなければ、この小栗の家を守るのはお前です。」

私は弱い女でした。そして、母もお祖母さまの言いなりでした。
私が十五になった日、お祖母さまは一人の女の子を連れてきた。
私の世話人だという。名は玉野五十鈴。
私と同じ歳・・・うれしかった。
楽しい日々・・・しかし、長くは続かなかった。
母と義父との間に男の子が生まれたから。
私は不必要となった。
そして、五十鈴もいなくなった。
でも、私の教えた言葉を彼女は憶えていたのか・・・
ー始めちょろちょろ、中ぱっぱ。赤子泣いても・・・ー
弟は死んだ・・・・・

333のテッペン』 佐藤 友哉 著

全長三百三十三メートル・・・東京タワーの塔頂部で死体が発見された
何故・・・こんな場所で・・・
主人公・土江田はこの東京タワーの土産屋『たいもん商店』でアルバイトをしている
彼は思った・・・なんでこんなところで・・・やっと鈍くなれたのに・・・
そして、第二の犠牲者が!!
東京タワーの関係者が探偵を雇ったという情報・・・
事実、真実、真相、そして結末・・・
すべてが違っていることが最良なのか・・・
摩訶不思議なミステリー・・・

光の箱』 道堂 秀介 著

卯月圭介、彼は童話作家だ
彼が童話作家になれたきっかけには幼少期の辛い過去があった
そんな時期に共に傷を癒しあった女性がいた
しかし、悲しい事件により彼等は違う道を歩み始めた・・・

あるとき、圭介の元に同窓会の誘いの連絡が届く
忙しいスケジュールの中、参加することに決めた
辛い時期に心を癒してくれた弥生が来るかもしれないと・・・
あの事件の真相を知りたい・・・何よりも彼女に会いたかった
そして、同窓会の会場のホテルへ向かった・・・

ここじゃない場所』 本多 孝好 著

苛立っていた
何一つわからないまま
高校三年の十月になるまで
人が消えた!!
目の前で!!
車に撥ねられた筈の少年が男の人に抱きかかえられていた
テレポーテーション?
少年を助けた男はクラスメイトだった・・・


まずは『首折り男の周辺』です
・伊坂作品ですね
おもしろかったですよ~
首折り男を中心に三組の人物の人生が交錯していきます
読みやすいし、読書感も良かったです
伊坂作品入門編としてとてもよい作品だと思います
最後の言葉も良かったです!!

次は『プロトンの中の孤独』
これも気持ちよく読めましたよ
日本ではまだマイナーな自転車ロードレース
本場のヨーロッパに旅立ち挑戦したが歯が立たず帰国した主人公
無名だが前レースで頭角を現しエースに登り詰めようとする若手
これまでチームを引っ張ってきたが若手の台頭に悩むエース
この三人を中心としたロードレーサーたちのお話です
立場が違えば悩みも違う・・・・・
サラリーマンも同じようなところがありますが・・・・・
んー 気持ちのよい結末で よいよいお話でした!!

その次は『ストリー・セラー』
切なく、悲しい・・・でもうらやましくもあるお話です
彼は彼女の翼を見つけます 
物書きという翼を
そして羽ばたく彼女・・・それを支える彼との2人の物語
こんなにも自分のことより相手のことを尊重し愛することができるのか
すばらしい夫婦の物語でした!!絶品です!!

その次の次は『玉野五十鈴の誉れ』
んー怖い・・・・・
ミステリーホラーというのでしょうか・・・
とにかくじわじわと怖さが・・・ブルッとしました・・・

そして『333のテッペン』
東京タワーの塔頂部で殺人事件が起きるという物語
それも同じ手口の殺人が2回も・・・
主人公はその東京タワー内でアルバイトをしている土江田
この主人公・・・何者なのか・・・はっきりしませんが・・・過去に秘密を持つ・・・
まぁーとにかく怪しい奴です
そして、雇われる探偵・・・何者・・・
結末も・・・
はっきりとした・・んー何を求めてどんな結末に持っていくのかが解らない物語で不思議な感覚ですね
すべての登場人物の素性がはっきりしない・・・
事件の結末も同じく・・・けいたの感想も同じく・・・もやって感じです
それを求めたストーリーになってます

そしてそして『光の箱』
現在、売れっ子の童話作家になっている卯月圭介は小中学校時代いじめに遭っていました
彼の家は貧しくかっこうのいじめの対象だったのです
そんな彼にやさいし言葉をかけてくれた女性がいました
弥生です
彼女も辛い家庭環境で育っていました
そんな二人が魅かれあったのは偶然ではなく、必然だった
しかし、不幸な事件から彼等は別れてしまう・・・
この二人の過去とそして現在の涙なくしては語れないお話です
いい!!
最後の涙は感動の涙になるのか・・・切ない涙になるのか・・・読んでのお楽しみです!!
学生時代の友だちに会いたくなりました!
誰か主催してくれー けいたは幹事しないけどね
でも一度だけ中学校の同級会の幹事をしたことあるんですよ
ずっーと昔の話ですけど


最後は『ここじゃない場所』
主人公は高校三年生、受験をまじかに控えたリナ
高校生活は退屈なものでした
なにも見つけられない
そんな彼女が見てしまった!!
クラスメイトの秋山隆二が自転車と自動車の激突事故から少年を救うところを
テレポーテーション!!
秋山の消えるところを見たい・・なんて思っているところで事件発生!!
高校生活最後に起きる事件の物語です
ユーモアたっぷりでちょっと笑えてそして少女の成長の物語です

総評・・いやーおもしろかったです!!
今をときめく作家様大集合ってことで
タイプの違う物語が一冊で7話も読めてお得度満点ですよ
スリルあり、トリックあり、涙あり
おすすめです!!

以下私的評価です
お買い得感!★★★★★
読んでよかった!★★★★★

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奪取 (下巻)    真保 裕一 著 - 2012.05.08 Tue

~東建興業、東建ファイナンス、帝都銀行よ
   借りは返す!道郎の復讐劇が始まる!完結編!!~


偽札、そして相棒を奪われた道郎・・・・・
しかし、怪しいじじぃに命は救われた・・・・・
じじぃの名は水田紘一
彼の元の職業は偽札づくり・・・今は亡き竹花印刷の社長と組んで名を馳せた名人だった
現在は足を洗い?その竹花印刷という小さな会社で働いている
そんな竹花印刷が第一回目の不渡りを出す
その裏では主要銀行の帝都銀行が絡んでいた・・・
竹花印刷を潰そうと・・・
そして、帝都銀行と闇の繋がりを持っているのがなんと道郎からすべてを奪った東建興業だった!!
水田と道郎は竹花印刷を救うために竹花印刷の娘・幸緒と三人で東建興業と対決するがそこで水田は命を落とす事となる・・・・・

道郎が偽札を作り始めてから五年の歳月が過ぎた
名前も容姿も変えた道郎の元へ旧友が出所してくる
雅人だ・・・彼は東建ファイナンスから逃れるために偽札づくりは自分が主犯だったと言い切り服役していたのだ
そして、道郎・雅人・幸緒の三人の復讐劇が始まる!!
完璧な偽札を作り彼等は未来を切り開けるのか!!
スリル満点の最終章!!!


ラストはスリル満点!!ドキドキものでしたよ~

東建興業から逃げるため名前も戸籍も変えた道郎は水田紘一という元偽札作りの名人と新たに偽札作りに乗り出します
そんな折、水田が務めている竹花印刷を襲う取引中止・・・不渡りを出してしまう
実は裏では主要銀行の帝都銀行が絡んでいた・・・そして東建興業も!!
そこから道郎たちの復讐が始まります
仲間の命を失うという悲劇にも耐え・・・そして!!!!!!!

上巻でもそうでしたが印刷技術の説明はちょっと苦手・・・でした
でも下巻の方がストーリー展開が早くてスリル満点です!!
騙しのテクニックに巧妙に仕掛けられた罠・・・いい~です 楽し~
そして、五年の歳月をかける復讐というのがいいですね
竹花印刷の娘・幸緒の成長そして顔を整形し、戸籍も変え、他人になった道郎と雅人

特に最後のドラマはたまらないです
結末もけいた的には好きですね!
普通には終わりませんよー
ある意味・・・これが一番のハッピーエンドでしょう!!!
スリルのあるお話をお求めの方におすすめですよ!!!

「人をだますってのは、ガラスの橋だ、と。慎重になってあんまり渡る前からたたいててると、あっさり壊れることがある。かといって、遠くから見ただけじゃ、どこにひびがあるか分からねぇ。肝心なのは、物を見る目なんだとさ。光を見ることのできる目があるかどうか、だ」
「そう。素人は、ただ明るくまぶしいもんだとしか思わないことが多い。けど、ほれ。分解すりゃあ、光だって七つの虹の色からできてるだろ。相手、小道具、時間、場所、手順、仲間、そして、自分。その七つの要素の重なり具合を見分けられるやつだけが、成功を握るんだと、な。何かひとつかけても、光は満足にガラスの中を通り抜けやしねえ」

・・・・・最後の『エピローグ』という章は・・・いらなかったかなーちよっとおもしろかったけど・・・

第10回山本周 五郎賞受賞作品
第50回日本推理作家協会賞受賞作品



以下気分による評価です
ミステリー度!★★★☆☆
感動!★★★☆☆
ストレス発散!★★★★☆
スリル!★★★★☆
読んでよかった!★★★★☆

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奪取 (上巻)    真保 裕一 著 - 2012.05.07 Mon

~完璧な偽札でなくとも機械は騙せる!
借金を両替犯罪で奪取することはできるのか!!~


手塚道郎は自動販売機の誤作動を起こさせ小銭を稼いでいる
秋葉原に入りびたるパソコンや機械に詳しい22歳
ある日、親友の雅人が街金から借りた金を返すことができなくなる
なぜか保証人となっていた道郎に返済を求めるそのスジの方たちが・・・
その額・・一千二百六十万円!!
返済期限はあと一週間のみ
道郎は考える・・・偽札づくり・・・
素人偽札犯が考え付いた両替詐欺!!彼等は大金を奪取することができるのか!!
スリル満点な冒険活劇サスペンス!!!
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真保裕一作品は学生時代?に読んだ『ホワイトアウト』『奇跡の人』以来です



『ホワイトアウト』はスリル満点な冒険ストーリー
織田裕二主演で映画にもなりましたよね



『奇跡の人』は事故に会ってしまった主人公の再起をかけた感動ストーリーなんだ・・・って勝手に思って読んでいたら実は最後に!!!!
ってお話でした
両作品ともとっても面白かった記憶があります(『奇跡の人』は後味は・・・・)

で 少し前に小学校からの親友であります5人組の内4人が久しぶりに会いまして話をしていたところ
じょにーさんというスポーツおたく君が真保作品のおもしろさを語ったわけであります
ほぼ全作読んだというじょにーさん
真保裕一作品の大ファン・・・ということでけいたもそれに乗りまして
『奪取』です 前置き長くなりました・・・・・・・

恵まれた環境で育ったわけではない主人公・手塚道郎
彼には同じような境遇で育った親友・雅人がいます
雅人は悪質な街金から借金をしていて・・・返済額は一千二百六十万円!!!
一週間後に返さなければいけない
保証人になっていた道郎と話し合う・・そして考え付いた答えは・・・
偽札づくり!!
しかし、彼らにはノウハウもありませんし、高性能な印刷技術も機械もない
でも・・・両替機さえ騙せれば・・・
パソコンと機械の知識が豊富は道郎の作戦は

①ATMに内蔵されている紙幣識別機を強奪する
②紙幣識別機によってのみ紙幣と認識される偽札を作る
③その偽札を銀行の両替機を使用して本物の紙幣にすり替える

見栄えは良くなくとも機械さえ騙せればよい
色調、すかし、磁気、紙質と実験を重ねる二人
まんまと両替を成功・・・・
しかし、これを知った街金の悪党の方々・・・が追ってくることに・・・
雅人は間もなく捕まる・・・・

そこに現れるじじぃこと水田紘一
彼に助けられた道郎
じじぃは何者なのか
なぜ、道郎を助けたのか・・・・・下巻へ・・・・・

ストーリーはとっても面白い!!です
が 毎度同じなのですがけいたは専門外の細かい知識を必要とする説明文が苦手です
今回はパソコン関係に印刷技術・・・・・
訳が分かりませんし、内容が良く理解できない・・です・・・
た・い・く・つ・・・・この部分だけは・・・

ですが現在下巻を読み始めたのですが走り始めてきましたよー
総括は下巻読了後に

・・・・池井戸作品によく出てくる帝都銀行・・こちらにも登場です
まったく関係ないと思いますが・・・

第10回山本周 五郎賞受賞作品
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卒業    重松 清 著 - 2012.04.30 Mon

~人生の最後には思いたい気持ち・・・
           ゆるす ゆるされるの気持ち・・・~


家族愛の感動物語 四つのお話・・・・・
       
『まゆみのマーチ』
母が危篤になった
父も数年前に亡くなっている
久しぶりに会う妹・まゆみ
最近連絡を取り合うこともなかった
まゆみは35歳にもなるが一度の結婚に失敗・・父母そして僕は相手にすら会ったことがない
その後は不倫を繰り返し今はどうなっているのか・・・

僕・幸司には息子・亮司がいる
亮司は現在登校拒否で悩んでいて・・・

妹・まゆみは兄・幸司に『まゆみのマーチ』の話を始める・・・

『あおげば尊し』
父は病に侵されあとわずかな命
父が望んだ死期最後の場所は我が家であった
父の在宅介護・・温かい家族に見送られ
父は逝った
父は何事にも厳しい教師だった
父の葬儀は関係者なども含め大規模なものとなるだろう
父の教え子は一人も来ないかもしれないけど・・・
父はそんな教師だった
と息子は思っていた・・・・・

『卒業』
ある日、渡辺の元に中学二年生になる女の子がやってくる
学生時代の親友・伊藤について話をしてくれないかと
女の子は伊藤の子供であった
そして、伊藤はその女の子が生まれる直前に自殺していた・・・

『追伸』
主人公の敬一は小説家
ある雑誌のエッセイで母親についての記事を書いた
しかし、彼の実の母は六歳の頃に亡くなっていた
そう、彼は嘘のエッセイを書いているのだ
父の後妻・ハルさんとは折り合いが悪い・・・・・
実の母とハルさん、そして敬一の長い人生の物語
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考えてしまうお話・・・短編四編です

『まゆみのマーチ』は母の危篤の知らせに訪れた病院で久しぶりに妹・まゆみに会う
まゆみは現在も不安定な生活を送っている訳ですが小さい頃から個性的な子供でした
《歌を歌うことが好き》
どこでも口ずさんでしまうことで小学校で問題に・・・
それを矯正しようとしたことで心の病気になってしまう・・・その頃の母のお話です

心が弱ってしまった・・前に進めなくなってしまった・・がんばってはいるし、なんとか直そうと努力もしている
でもうまくいかない・・・
こんな時、近くにいる人は普通「がんばれ!」と声をかけたり、前に出て見本を見せたりする
でも、まゆみの母は違います
後ろから『ポンッ』と背中を押すでもなく、前に出で手を引くわけでもない
どうするかというと横に立ち、同じ目線で同じペースで歩く・・・
できるところまで・・・途中までしかできないことに注意をするのではなく、できたところまでを褒める
『まゆみのマーチ』を歌いながら・・・
考えさせられましたね
人は人を批判する前に相手の気持ちやなぜそうしているのかを考えなければいけない・・・それを考慮したうえで話し合いをしないと・・・決めつけは良くない・・・なんとなくわかるような気がしました
人が一番強くなれるのは愛してくれている人がいるということです
そして、それを自分で自覚できる環境にある・・愛する人側は自覚させてあげなければいけない
感動するよいお話です
あともう一つ、父が亡くなる前にリハビリをしているエピソードがあるのですがこれが・・・
世界に二人だけの兄妹・・この後も交流を続け仲の良い兄妹に戻ることを望みます

「ひとに迷惑をかけるんは、そげん悪いことですか?」


『あおげば尊し』は父親の在宅介護を通して人生と死を考えるお話です
誰もが生を受けたときから死に向かって歩み続けていることは分かっている
だけどそれを身近に感じ生とは死とは何であるのか・・・そして人生とは・・と考えると
んー答えは・・・
日々の忙しさに中々そんなことを考える機会は少ないです
物語の中でも自分が死ななきゃわからないのかもなって言葉があります
ただ、死ぬときはこうありたいと想うところはありますね
それからこれも誰にでも訪れる老いていくこと・・・・・
自分がこの世にいなくなってからこの子たちに残せるものは・・・
考えちゃいましたね なんか
主人公も父と同じ教師であります
父は亡くなる前にとぎれとぎれの言葉でいいます
「教師はいい」
そして最後の生徒になるのは主人公の生徒(事情があります)と主人公であります
人生って・・・・・
家族全員で読んでおきたい物語だと思いました

『卒業』はある中学生の女の子が記憶にない父親ことを学生時代の父の親友に話を聞きに行くお話
現在の女の子の家庭環境は悪いものではないんです
母が再婚した相手はやさしくて彼女も愛されているのですが学校でいじめに合っています
そして、自殺未遂・・・
記憶にない実の父は彼女が生まれる前に自殺していたことから自分も同じ血が流れていることを危惧しています
その呪縛から中学生の女の子もその周りの大人たちも卒業しようとする物語です

『追伸』・・・これはちょっと最後にスッキリしました
主人公の実の母は六歳の頃に亡くなっていて心の中にやさしい母・・美しい思い出があり
父の後妻・ハルさんと大人になった現在もわだかまりを持っているというお話で・・・
最後はでした!!

すべてのお話の主人公はけいたと同年代四十歳前後で男のわがままもあり、素直になれないところあり、うんうん少し分かる!ってとこありました
心では分かっていても行動で表せない・・・

まさに重松作品!!って感じであります
涙フキフキ読みたい方は必見!

次読む作品は楽しい感じがいいなぁーとも思いました

『あおげば尊し』2006年度劇場公開作品

『あおげば尊し』劇場版予告編 You tubeより


以下私的評価です
ちょっと悲しい!★★★★☆
感動した!★★★★★
考えさせられる!★★★★★
読んでよかった!★★★★★

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