小説書評・・けいたの小説日記 読書感想文・・おすすめ小説~おもしろ小説・・

感動!面白い!おすすめ!小説のご紹介。。カフェと読書とコーヒーと。。 middle ageの遅れてきた読書感想文                         <<大好きな小説の書評とけいたのたわごとブログです>>

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

ミッドナイト・バス    伊吹 有喜 著  

~もう一度、人生を進むために~

【ミッドナイト・バス】 伊吹 有喜

新潟県の片田舎で長距離バスの運転手として働く利一
手塩にかけて育てた息子と娘は成人したが、彼らの心の中は理解できず・・・・・
東京で働いていた息子は、仕事を辞め故郷に戻り、娘と言えば奇抜な恰好をしたネットアイドルになっていた・・・・・
そんなある日、彼の長距離バスに乗車してきた女性は、十六年前に家族を捨て家を飛び出していった別れた妻だった
バラバラになった家族の再生
未来へ飛び立つため助走が始まる


伊吹有喜さん
大好きな作家さんであります

穏やかでありながらとっても繊細で少しでも強く抱きしめたら今にもグシャグシャに潰れてしまいそうな家族の物語です

十六年前
利一は家族を連れ、故郷へ戻ってきた
善かれと思った帰郷であったが、妻は去り、子どもたちの心も傷つけた・・・・・・
そんな家族一人一人の再生の物語を長編として、その傍らを通り過ぎていく人々のまた別の人生を短編として描いたお話です
穏やかではあるけれども、揺れ動く激しい心の葛藤、憤り、そして、最後には、それぞれの再出発を生き生きとみずみずしい文章で表現された心に響く作品
誰にでもある弱い心・・・・・あるときは厳しく、あるときはやさしく、お互いを想い、支え合う人々・・・・・
んーー富良野の黒板家を思い出した!!!
純くんも蛍ちゃんも元気かな

このような静かで、心で読むような作品

大好きです(*^_^*)



ランキング参加中!!
『ポチッ』と応援お願いいたします!!
にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ   人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: 伊吹 有喜

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

風待ちのひと   伊吹 有喜 著  

~やさしい手を・・・・・・・・・・・さがしてた・・・・・・・・・・・~

a0002_004007_convert_20120212165851.jpg

「海沿いの町」という紙を掲げた中年女がヒッチハイクをしていたら、必ず乗せて丁寧に扱え。不二家のペコちゃんに似たその女は腕利きの理容師で、乗せるとその礼に必ずドライブインで髪を切ってくれる。
そうして男ぶりがあがったドライバーにはその後、きまって多くの福が舞い込むらしい・・・・・


心の病で休職中の男は「海沿いの町」にやってきた
仕事も家庭にも悩みを抱えて・・・
ペコちゃんと呼ばれる女は夏になると「海沿いの町」にやってくる
家族を亡くした傷を抱えて・・・
この「海沿いの町」でふたりは出会った・・・
さわやかな潮風が吹き抜ける二人の愛と人生の再生の物語


やさしい、やさしい大人のラブストーリー

須貝 哲司は「心の風邪」のため休職中

彼は亡くなった母の家『岬の家』にやってる

そこでペコちゃんと出会う

彼女の名は福井 喜美子・通称《ペコちゃん》・・《キンコ》

あっけらかんとした笑顔が福々しい女性

喜美子は『岬の家』の片づけを手伝ってくれるという

そして、二人の交流が始まる

哲司・・「何もかもコースアウト。道を踏み外したよ」
喜美子・・「踏み外したんじゃないよ、風待ち中。いい風が吹くまで港で待機しているだけ


喜美子が家族を亡くした理由・・・

「あの子が来年中学にあがったら、今度は東京へレッスンに行かないかって名古屋の先生から勧められてね。本人は凄く行きたがってたの。だけどうちは当時、お金に困っていて。夫がどうしても調理場に立てなくて・・・・・今考えれば、修行時代の恩人にひどい騙され方をして、心が風邪をひきかけてたんだと思う。それは、今だからわかるの。・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんなときのはなしだったんで、東京行の話を友樹(息子)がしたら、夫がもうやめろって言ってね。・・・・・友樹が払いのけたら夫が倒れていた。友樹はそれにびっくりした顔をして、そのまま家を飛び出したきり。二度と帰ってこなかった・・・・・・」そして一年後、夫も・・・・


心に傷を持った二人がある夏のひと時にやさいし町の人たちと一緒に育んでいくさわやかな風が吹き抜けていくような素敵な物語

インテリだけどすべてが重荷と感じてしまった男と見かけは明るく振舞っているけど心の奥底で悲しみを抱えている女・・・

二人はどのようにして再生の道を切り開くのか・・・

ちょっとお疲れのmiddle ageの方にはぴったりの大人の物語

静かにゆったり気分よく読める 心の交流のお話をお探しの方 おすすめです

そう・・今は良い風が吹くのを待っている・・風待ち中・・焦らず行こうよ・・人生はまだまだ・・

三回ポプラ社小説大賞特別賞受賞作品



以下私的な気分による評価です
清々しい!★★★★★
感動!★★★★☆
きれいな情景!★★★★★
読んでよかった!★★★★☆

ランキング参加中です
クリックくださると励みになります!
にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ 人気ブログランキングへ

category: 伊吹 有喜

tb: 0   cm: 0

四十九日のレシピ    伊吹 有喜 著  

良平の妻、乙美は人生の幕を降ろした・・・気立てが良く、やさしく、そして料理の上手な妻だった
最後に交わした言葉は弁当から少し漏れていたソースへの文句だった・・・後悔している・・・
楽しいこともいっぱいあった だけど思い出されるのは乙美の寂しげな顔だ
71年間の人生・・・乙美は幸せだったのだろうか・・・・

百合子は母を喪った 母を喪ったのは2度目だ 実母は幼い時に、そして今・・義母も・・・・
しかし、百合子は義母が元気な頃は素っ気ない対応をしてきた
嫌っていたのではない 遠慮していたのだ 素直に甘えることができなかった
義母に会いたい そして心から好きだったと伝えたい・・・・
そして、教えてほしいことがある 義母にしか聞けないことがある
『乙母(おっか)』に・・・
傷ついていた・・・家庭のことで・・・・
百合子は良平の一人娘だ・・・・

ある日、良平のところに今どきの容姿をした奇妙な娘がやってくる
乙美がボランティアで絵手紙を教えていた福祉施設の生徒だという
『井本』と名乗る黄色い髪の娘は言った
「生前、先生にもし自分が死んだら家の片づけとかダンナさんのご飯とか法事とか、そういう細々したのヨンジュウ、クニチあたりまで面倒みてほしいって」

ほろ苦い、でもやさしい、感動の家族愛の物語・・・・・・


感動 やさしいやさしいお話

妻・乙美が亡くなった後 生きる気力をなくしていた良平
そこに、乙美の教え子『井本』ブラジル人の通称『ハルミ』がやってきた
四十九日まで家の手伝いをしてくれるという

時同じくして、娘の百合子も夫との関係で傷つき実家に戻ってくる
百合子に向って『井本』は言う

「夢はかなわぬこともある。努力は報われぬこともある。正義は勝つとは限らない。だけどやってみなけりゃわからない。さぁ、頑張ろう!」

少しずつぽっかり空いた家族の隙間も埋まり始めた頃、生前に乙美が残したレシピが

「葬儀の日のレシピ」そして『四十九日のレシピ』

遺言で葬儀は宴会にしてほしいと言っていた乙美
四人は準備を始める

そこに福祉施設の旧友の聡美がやってきて

「テイクオフ・ボード、跳び箱の踏切板ってあるでしょう。私たちはそれなんです。思い切り走って、板を踏み切って箱を飛んだら、もう思い出さなくていい。過去を飛び越えたことに自信を持って、まっすぐ走っていけばいいんです」

福祉施設の生徒たちは訳ありな子が多いので宴会には来ないと思うと・・・・・

しかし当日・・・・・

大宴会が終わった後『井本』と『ハルミ』も元の生活へ戻っていくが・・・・・
最後もジーン

乙美は家族に友人に教え子に《人生の彩り》を残していったのです

無償の愛

『レシピ』とは処方箋という意味もあるそう

ドラマ化もされたこの作品 おすすめ です
http://www.nhk.or.jp/drama/49nichi/

ポプラ社小説大賞特別賞受賞作品

以下私的な基準のない評価です

びっくりした!★★★★☆
清々しい気持ち!★★★★★
感動した!★★★★★
無償の愛!★★★★★
読んでよかった!★★★★★

ランキング参加中!クリック!感謝です!
にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ 人気ブログランキングへ

category: 伊吹 有喜

tb: 0   cm: 0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。