小説書評・・けいたの小説日記 読書感想文・・おすすめ小説~おもしろ小説・・

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6時間後に君は死ぬ    高野 和明 著  

~あなたの人生を生きているのはあなた自身~

【6時間後に君は死ぬ】 高野 和明 著

人の未来を『ビジョン』として察知することが出来る山葉圭史
彼、そして彼の周りには不思議な出来事が数多く起こる
時と運命を題材にしたサスペンスからファンタジーまで盛りだくさんの連作短編集

『6時間後に君は死ぬ』
あと六時間・・・・・・
原田美緒は思っていた
あと六時間で二十五歳
四捨五入で三十歳
この渋谷のセンター街も似合わない年頃になったと
交差点を渡りきったその時、若い細見の青年に声を掛けられた
「六時間後に君は死ぬ」
と・・・・・・・・

『時の魔法使い』
朝岡未来は、ワープロ専用機の液晶画面を見つめていた
彼女の現在の仕事は【プロットライター】
テレビドラマの企画書からあらすじ部分を担当するライターだ
聞こえはいいが脚本家でもなく日々の生活にも困窮するような収入だ
愛しいはずの自分の人生がとてつもなくみじめに感じられる・・・
優しい父と母、そして私
幸せだったあの頃に帰りたい
彼女は故郷の空気を吸いたくなった
考える余地もないままその地へ向かった
そこで自分そっくりの女の子に出会った・・・・・・

『恋をしてはいけない日』
女子大生の未亜
中学生から今ままでの六年間、彼氏がいなかったことなど一日もない
そんな彼女が今回は早まってしまった
新しい彼氏ができる前にふってしまったのだ
飽き飽きしていた彼を
そんな時、心理学専攻の大学院生に出会った
趣味で占いをするという
彼は言った
「その日だけは、君は恋をしてはいけない」
と・・・・・・

『ドールハウスのダンサー』
オーディション会場の控室
香坂美帆は緊張した面持ちでストレッチをする
本格的にプロのダンサーを目指し始めてから四年
数えきれないほどのオーデションを受け、それと同じ数だけ落ちてきた
一年後も同じ場所で同じことを繰り返しているのだろうか
後輩のダンサー亜紗香と道を歩いていた
・・・・・胸の奥に奇妙な感覚が芽生えた
前にもこの道を亜紗香と歩いたような・・いやそんなはずはない・・・

リゾート地の山深くにある【ドールハウス・ミュージアム】
今月末で閉館するという
閉館日は亡き創設者でもあるドールハウス作家の遺言なのだそうだ
そして、もう一つの遺言があった
最後に訪れるゲストへこのプレゼントを渡すようにと

展示場の最後のコーナーはとてもミステリアスだった
ただの模型があった
どこかのダンススタジオのようだ

『3時間後に僕は死ぬ』
彼女は探していた
5年間も・・・・・
自分を救ってくれた若い細見の青年を
そして、再び出会うことになった彼は言った
「僕は、死ぬ」・・・と

『エピローグ 未来の日記帳』
今日仕事で嫌なことがあった
会社帰りにアンティークショップで古い革張りの日記帳を見つけた
気に入ったので買って帰った
ページをめくると最初だけこのような書き込みがあった

【今日仕事で嫌なことがあったので、会社帰りに街に出た。
古道具屋さんで日記帳を買い、アパートに帰った。
鍵のついた表紙を開けると、そこには、私の、今日あったことが書かれていた。】



この作品大好き!!
とっても不思議で温かくて

人生って先が解らないからとっても不安
でも、解らないからワクワク、ドキドキしたり、期待したり、楽しみがあったり
いいことも、悪いこともすべてひっくるめて
それが人生だよってお話をミステリーであったりファンタジーであったりと様々な物語に仕上がっています

さてさて
ここに登場する悩み多き人物たち
彼らの【運命】の行き着く先は・・・・・・

ほんと!!楽しかった(^o^)
その中でも『時の魔法使い』と『ドールハウスのダンサー』が好きです!!!

 

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category: 高野 和明

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

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幽霊人命救助隊    高野 和明 著  

~成仏できない四人?の幽霊
         僕らは幽霊人命救助隊~


断崖絶壁を上り続ける
登り続けて頂上に登りつく
土に覆われただけの平な土地
老齢のヤクザな男、気の弱そうな中年男、倦怠感を漂わせた二十歳過ぎの女がいる

紅い落下傘で空から舞い降りた白髪の老人
《神》と名乗った彼が言う
「7週間以内に100人の自殺志願者を救え、そうすれば天国へ行ける」

僕らは《神》が言うことに従い人命救助隊を結成することにする
僕ら四人には共通した過去があった
僕らは自分の命を自ら断った・・・・・
僕らは成仏できない幽霊だった・・・・・


おもし~

出だしはおふざけエンターテイメント
し・か・し!!
それだけじゃ  な~い !!
おもし~だけでは終わらない!!

悩みの共有?
価値観の改変?
視野の拡大?
生き方の指南書?

自殺志願者を救う四人?四霊の物語

自殺しようとする理由はそれぞれ
幼児時代の虐待や親の無関心などが原因の社会不安障害
看護疲れや希望の持てない未来への堕落感
未成年のいじめ問題
お金、経済の問題
鬱病・・・そして・・・

重いテーマをユーモアのオブラートで包み込んだ・・・というかおもしろ話に重いテーマをぶち込んだ感じ
思ったより深~い

これねー 悲しくも登場人物に共感してしまう自分がいる・・・・・
逆に言うとみんなも同じような悩みを抱えてんだってちょっと救われるような気分にもなる

ちょっとホロリもあり
んーと考えさせられることもあり
でも
結局、笑っちゃう

落ち込んだり、悩んだり
そんなことも
笑い飛ばせ!!
視点を変えるだけで新しい人生の価値を見い出せる

お笑い界の大御所も言ってたよ

【生きてるだけで丸儲け】by さんまちゃん

そして、最後は・・・・・  

日々の生活に違和感を持っているあなたにも!!
おススメです!!



以下気ままな評価です
読んでよかった!★★★★☆

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category: 高野 和明

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ジェノサイド    高野 和明 著  

~人類滅亡の危機!
 人間の愚かさ、そして未来がここにある!!~




『コンゴ民主共和国東部の熱帯雨林に新種の生物が出現。この生物が繁殖した場合、合衆国にとって国家安全保障上の重大な脅威となるだけでなく、全人類が絶滅の危機にさらされる可能性がある。尚、この事態は、1977年に提出されたシュナイダー研究所の"ハインズマンレポート"によって、すでに警告されていた』


古賀研人は東京文理大学薬学部大学院生
彼の父は多摩理科大学の教授であった
先日、そんな父が急死した 胸部大動脈溜の破裂により・・・・・
研人は葬儀が終わり大学の研究室に戻りパソコンを立ち上げた
すると死んだはずの父からメールが
『研人へ
 このメールが届いたということは、私が五日以上、お前や母さんの前から姿を消しているのだろう。だが心配はいらない。おそらくあと何日かすれば、父さんは帰れるはずだ。だが、しばらく帰れない場合を想定して、お前に頼みたいことがある。《アイスキャンディで汚した本》を開け。それから、このメールのことは、母さんも含め、誰にも言わないように
以上だ』


メールに従い実家にある《アイスキャンディで汚した本》を調べると・・・
①この本とメモは、すぐに処分すること
②机の引き出しに黒い小型のノートパソコンがある。それを保管してくれ。決して他人の手に渡してはならない。
③キャッシュカードは、お前が自由に使っていい。名義人に心当たりがないだろうが、気にするな。残高は500万円。暗証番号はパッピーの誕生日だ。
④いますぐに、以下の住所へ行け。東京都町田市森川1-8-3-202
鍵は、アパートの階段1段目の裏に貼り付けてある。
⑤これらすべてのことは、絶対に他人に言ってはいけない。すべてをお前1人で行え。母さんにも話すな。今後、お前が使用する電話、携帯電話、電子メール、ファクシミリなどのあらゆる通信手段は盗聴されているものと思え。


手紙にあった町田にあるアパートには新薬の実験設備が!!
十万人以上の命を救うことが出来る新薬だという・・・『肺胞上皮細胞硬化症』・・・
この研究を研人に引き継ぐ・・・そして身に危険を感じたならば即座に研究を放棄し逃げろと・・・
他に父は『ハイマンズレポート』を調べていた形跡が

『ハイマンズレポート』・・・【人類絶滅要因・・・】
①宇宙規模の災害
②地球規模の環境変動
③核戦争
④疫病、ウイルスの脅威及び生物兵器
⑤人類の進化


ジョナサン・"ホーク"・イエーガーは元グリーンベレーで現在は民間軍事会社の雇われ傭兵として働いている
危険な仕事を請け負っている訳・・・息子のジャスティンは『肺胞上皮細胞硬化症』という難病に罹り高額な治療を必要としていた
そんな彼に仕事の依頼が・・・《ガーディアン作戦》
コンゴ民主共和国東部イトゥリの森と呼ばれるジャングルにピグミーという民族が暮らしている
①致死率100%の新種のウイルスが発見された。『カンガ・バンド』と呼ばれる40人ほどのピグミーの集団キャンプを殲滅せよ。
②この『カンガ・バンド』に同行している白人の人類学教授ナイジェル・ピアースが所持しているラップトップ型パソコンを押収せよ。
③見たこともない生物に遭遇したら真っ先に殺せ。


人類滅亡のときが迫る!!
アフリカ・日本・アメリカから・・・これを阻止しようする人々!!
彼らの願いは届くのか!!
壮大なスケールで描くアドベンチャーストーリー!!!

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おーおもしろかったー

アフリカにて人類の存続を脅かす事件が発生したという
疫病なのか核開発なのか・・・新種の生物の出現なのか
本当の事実を知っているのはアメリカ合衆国の大統領はじめとするお偉いさん
そして、このアフリカで研究を続けてきた専門家の教授・・・・・
アメリカ大統領は戦争大好き・・・モデルは◯ッシュ元アメリカ合衆国大統領のよう
ホワイトハウスの方針に反対し違う角度から世界を救おうとアフリカ、日本、アメリカの勇士たちが命を賭けて戦う
三つの国のお話が同時進行し最終局面で交錯する

スリル満点ハラハラドキドキ

①大量虐殺、戦争などのホモ・サピエンスの残虐さ
②アフリカの歴史的背景
③政治、権力の横暴
④科学の進歩
⑤家族、人類愛
などなど
冒険活劇の物語の中に多くの投げかけられる事柄がある

思ったよりトリックはなかった
ミステリー度は低いような・・・

サクサク読む感じではない 
じっくり、じっくり
http://www.kadokawa.co.jp/sp/201103-07/

「恐ろしいのは知力でなく、ましてや武力でもない。この世でもっとも恐ろしいのは、それを使う人格なんです」

第二回山田風太郎賞受賞作品
『このミステリーがすごい!』2012年国内編第一位
『週刊文春ミステリーベスト10』2012年国内部門第一位
『本の雑誌』2011年上半期ベスト10第一位
『日経おとなのOFF』2011年上半期ミステリーベスト10第一位



以下気分による評価です
トリック!★★☆☆☆
感動!★★★☆☆
スリル!★★★★☆
考えさせられた!★★★★★
読んでよかった!★★★★☆

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category: 高野 和明

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