小説書評・・けいたの小説日記 読書感想文・・おすすめ小説~おもしろ小説・・

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震度0    横山 秀夫 著  

~名誉と昇進と保身
    N県警幹部たちの群青劇~


【震度0】 横山 秀夫 著

阪神大震災の前夜、N県警警務課長・不破義仁が失踪した
正義感の強い、誠実な彼がなぜ・・・・・
事件か事故か
それとも・・・・・
幹部たちの思惑が錯綜する
人間の本質を抉る
本格派警察物語


横山秀夫作品らしい濃厚な味わい
ストーリーは気分悪っ

N県警の主要人物の失踪に絡み、明るみになる腹黒い人間模様

本部長 椎野勝巳 警察庁キャリア 46歳
警務部長 冬木優一 警察庁キャリア 35歳
警備部長 堀川公雄 警察庁準キャリア 51歳
刑事部長 藤巻昭宣 地元ノンキャリア 58歳
生活安全部長 倉本忠 地元ノンキャリア 57歳
交通部長 間宮民男 地元ノンキャリア 57歳

人を陥れることしか考えない人たち
まともな警察官は警備部長・堀川だけ・・・・・
汚いねー君たち・・・・・
これが人間の本質なのか?????
そういうお話

阪神淡路大震災をサイドストーリーに繰り広げられる失踪事件の真相解明
個人プレーの幹部たちの捜査能力に勝るもの
それが彼らの奥様たちの横のつながり
事件解決のプロの上を行く捜査網
自分勝手な男たち
奥さんを大事にしなければ
痛い目、合います

個々に収集した手がかりが一つの真実を導き出したとき・・・・・
N県警に激震が・・・・・



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category: 横山 秀夫

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

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64 ( ロクヨン)    横山 秀夫 著  

~眠れる爆弾『64』
     『64』は甦る、ここに甦る・・・~


【64 ロクヨン】 横山 秀夫 著

昭和64年に発生した翔子ちゃん誘拐殺人事件
被疑者は今だ逮捕されずD県警史上最大の汚点となっていた
この事件は捜査員たちの間で『64』と呼ばれている

事件発生から14年後、警察庁長官の視察がD県警本部内で行われることになった
目的は『64』担当捜査員の激励と内外へのアピールだというが・・・・・
しかし・・・・・・
『64』は亡霊のように忍び寄り・・・
警備部、刑事部を巻き込みD県警に危機が迫る!
究極の刑事小説がここに誕生!!!


『64』特設サイト 文藝春秋 へのリンク

D県警シーズお馴染みの警務部VS刑事部
狭間で揺れ動く刑事部出身の広報官・三上が主役
長官視察と『64』の関連性とは
【エース】と呼ばれる警務調査官・二渡の不穏な行動の秘密とは
中央と所轄・・・裏で動き始める事実とは!!
というお話

評論家、本物の書評家なら書評冥利に尽きる作品だろう
縦横無尽に張り巡らされ、深く貫かれた強固な無数の線
無数の線は束となり、より太く、圧倒的な存在感をもって鋼へと変化し終結する

著者の得意分野でもある報道記者と警務部・広報室の関係性
長官視察が行われる真の理由
それを知った刑事部の対抗措置
警務調査官・二渡の狙い
広報官・三上の娘の行く末と無言電話
未解決事件『64』の結末

警察物語という小さな括りでは収まりきれない
人間という感情と欲望いう翼を持った生物の物語だ

事件は組織を造り人間性を変える
人間性は新たな事件を造りだし組織を変える

気づく自身の本質
家族の本質

家族とカイシャ
自分の居場所
大切なものとは

隠蔽された事件の真相と捜査関係者たち
ボリューム満点の人間模様
読了感は半端ない!!
怒涛の647ページ!!!
さすが大人気作品!!!!
噂に偽りなし!!!!!

・・・・片手間でサラッと気持ちよく読む作品ではありませんよ
気合を入れてじっくり読みましょう!!




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category: 横山 秀夫

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陰の季節    横山 秀夫 著  

~苦悩と挫折と欲望とが渦を巻く警察機構
           事件はここで起きていた!~


【陰の季節】 横山 秀夫 著

警察官に大切なこととは何であるのか
強さ
やさしさ
正義
それとも出世か地位か・・・・・
D県警本部の警務部
人それぞれの出来事
四つのお話

『陰の季節』
警務課調査官・二渡真治
《エース》の異名をとる人事のエキスパート

『地の声』
監察課監察官・新堂隆義
警視に昇進して六年目、胃の半分を切除した
辞令は自宅のベッドの上で受けた

『黒い線』
警務課婦警担当係長・七尾友子
機動鑑識班出身で《トモ号》と呼ばれる警察犬のような臭覚を持つ
若い婦警の母親的存在

『鞄』
秘書課課長補佐・柘植正樹
人並み以上に出世意欲が強い野心家
《県議会対策》が彼の仕事


事件の最前線に立つ部署ではないだけにどのような話になるのか・・・・・
D県警本部警務部で起こる四つの出来事をミステリー仕立てにした警察物語

『陰の季節』
天下り先での話
天下り先でのポストは三年間限定という暗黙の了解があったがこれを拒否し任期を伸ばすという元刑事部長
それには訳が・・・・・・
結末はちょっと強引な気もするが過去の事件と現在の地位とがミョーな具合に交錯するという設定がおもしろい

『地の声』
Q警察署の生活安全課長は
パブ夢夢のママとできている
ホテル69で密会している


密告状が届く
生活安全課長は真面目一本の性格だが不器用で出世街道を外れた男
密告状を送りつけた人物とその理由が意表を突く

『黒い線』
手柄を立てた若い婦警が消えた・・・・
面子を題材とし裏をかいた結末と何よりやさしさが滲む物語

『鞄』
次の県議会の一般質問で警察に対する爆弾発言が出る
人を陥れるお話
脇に家庭の話が置かれ最後の最後に問いかける
読者を呻らす物語

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

対凶悪犯という警察物語ではなく機構内のお話の数々
小さなきっかけから警察官たちの悩みや悲しさを見事に描いた作品だ
短編ならではの手軽さ
それに相反した巧妙に配置される伏線と繊細なストーリー展開はさすがの一言に尽きる

愛情あふれる物語
『黒い線』
これが好き!!



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category: 横山 秀夫

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