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カミカゼ    永瀬 隼介 著  

~君が明かしたら信じるよ 
   君が何者でどこから来たのかを~


【カミカゼ】 永瀬 隼介 著

昭和二十年五月十五日
日本国は大東亜戦争真っ只中
陣内武一は零戦のコックピット内にいる
菊水作戦の一員として九州の大空を飛んでいたのだ
決死の特攻作戦
目標は沖縄諸島近海に集結した連合国軍艦隊
・・・・・空母エンタープライズの甲板が見えた
お国のために・・・・・・・
迎撃を掻い潜ぐり・・・・・・

平成二十四年五月十五日
フリーターの田嶋慎太は、丸坊主の頭に革製の耳当て付き帽子をかぶり白いスカーフを巻き、レトロな大きめの特攻服を着ている人物と知り合う
打ち解けあった二人はアメリカ合衆国と日本国との間に起きる大事件に巻き込まれることとなり・・・
丸坊主の人物は陣内武一といった・・・・・
日本の未来は彼等に託された


『大東亜戦争』ウィキペディアへのリンク
『菊水作戦』ウィキペディアへのリンク

以前、ご訪問いただいた《手賀っ子さん》からご紹介いただいた作品

ジャンルでいうとファンタジーになるのかな
神風特攻隊のパイロットが現在にトリップしてくるというお話

比べてしまう作品がある
『永遠の0』 百田 尚樹 著

両作品とも太平洋戦争当時と現在の二つの話が語られながら進む
根底には戦争という重いテーマが流れ非常に考えさせられる物語だ
しかし、全体的には全く違う雰囲気の作品
『永遠の0』は、最初から最後まで戦争というテーマそのものに焦点が向けられノンフィクションかと思わせるような記述で読者を引き付ける傑作
それと比べて『カミカゼ』は、現在の話が大半を占めテロの標的にされるアメリカと日本の関係を描き冒険活劇的なエンターテイメント性がある読みやすい作品になっている

出撃前夜から特攻まで・・・・・胸が締め付けられる
特攻隊員たちの複雑な心境
お国のために命を捧げる・・・本当に自分の死はお国のためになるのか?
家族への想い・・・・・・
やり切れない想い・・・・・

現在にトリップしてくる零戦パイロット
これ以降はユーモアも交え読者を物語に引き込む
激動の昭和初期に生きた男と平成の現在に生きるフリーター
硬派と軟派のコラボ

この物語にはいろいろなテーマが存在する
豊かとはいえない時代に生きた男の純で外見にとらわれない人を真っ直ぐ見つめる、人の良い面を見い出す心の在り方
危機感のない日本の政治家たち
東アジアの安全保障
アメリカ合衆国と日本国の関係
そして、テロリズム

起こるアメリカと日本の関係を揺るがす事件
一番の見どころは《繋がり》
終盤に《繋がる》過去と現在、敵と味方
過去の若者と現在の若者はこの危機を回避することはできるのか!!

神風特攻隊として亡くなった彼等は現在の日本を見ることが出来たらなんと感じるだろう・・・
喜んでくれるだろうか・・・・・・



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